梅弁
歴史:民国初年,紹興の朱祥保氏選出,古称は“祥字”。同じく童猶香氏もまた愛培し“朱祥字”と称した。
特徴:新芽緑色,芽の先端に紫曇がある,葉型細く薄い。垂れ葉で優美である。
花茎は細く葉上に出て淡紫色,苞衣は緑色。三弁小円頭,收根,緊辺,副弁は長く,一文字肩
,半硬 兜捧心,合抱蕊
柱,五弁分巣,如意舌,花型は秀美,花品端正。 病気に弱く,流通量は極めてすくない。
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梅弁“祥字”
《蘭寶ャ史》に“紹興の朱祥保氏愛培。三弁短円,緊辺,分巣半硬捧心,如意舌,花茎は細長い,色緑で平肩。童猶香氏もまた一本愛培している。” とあり花だけの写真が一枚残されている。
《続蘭專ッ心録》、《佚名蘭図譜》にこの蘭の記載があるが、《蘭寶ャ史》と違うのはこの蘭は“蚕蛾捧心”で梅弁花の逸品である”としている。
《五十年芸蘭経験談》では“極めて育てにくい”とある。
沈氏父子の《蘭花》にもこの蘭の記載があり白黒写真が一枚残っている。
《紹興蘭文化》、《乃安居芸蘭筆譚》、《春蘭譜》、《江浙蘭宦t、《蘭尓鑑》、《中国蘭芸三百問》などにもみな記載がある。
“祥字” 葉姿斜垂,細く、やや尖り、葉柄細く締り,袴は短い。葉は薄く,新芽は緑色,芽先に紫曇がある,苞衣の先端は尖り緑が濃い。苞衣は緑で内部に紫紅筋紋を含み,花弁に密着した苞衣は広大厚実で花弁と同じ様態をなす。花茎は長く淡い紫,三弁円頭,細收根,緊辺,糯厚,一字肩,五弁分巣,半硬兜捧心,如意舌。”
“祥字”の花型は秀麗であるが流通量は少なく,病気に弱く育てにくい。《蘭尓鑑》にカラー写真が一枚残されている。《乃安居芸蘭筆譚》などではこの蘭はまたの名を“朱祥字”といい,“弁背に僅かに紅色の脈紋が有り、花は着きやすいが発芽率が低く病気になりやすいと述べている。
“祥字”の選出培養期間は,楊コ礼氏が《紹興人が選育した蘭花名品--春蘭》のなかで“民国の初め紹興の朱祥保選出”と述べている。具体的な採取地は記してなく紹興とだけある。
“祥字仙”もまた朱祥保氏が選出したものである。このことについては以前紹介した。
ここに日本のあるサイトより保存した“祥字”のカラー写真があるが、これは明らかに“祥字”と違う。ここに紹介して蘭友たちの鑑別に供しよう。
いろいろな古譜に載っているが、説明はwww.18888.comのものを紹介
意外に投稿写真は少なくどれが本物かは分からない。
蘭寶ャ史補遺
とある。
何かに似ているぞ。明らかに
春蘭譜などの賀神梅の写真。
プラ鉢?、植え込み材料、たまねぎ用ネットから見てこれら2点は日本のサイトのものかも??
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