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５．２８

　最近オークションに大量に出品する人がいて、数点買ったが疑問を感じ入札をやめた。

その理由として

同じものがあまりに頻繁に出品される。

払越産など希少種を大量に出品する。

葉型など明らかに違うものがある。

などで、信頼の置ける寒蘭屋さんに問い合わせたところ、まったくの偽物であることが判明。

　以前別の土地で、別の名前で出品していた人で、この度は偽名を使っている。

その時は写真集から名品の写真を載せ、山採り苗を坪取りと称して出品していたそうだ。この

度は花の写真は載せていないが、高く売れそうな寒蘭の名前で繰り返し出品している。

　いまだにこのような人がいることに驚くが、こんなことで寒蘭愛好家が減らなければよいが。

　小苗を買って花を咲かすには年数がかかり、開花する頃には買った時の高揚感もなくたとえ

違う花が咲いてもあまり気にも留めない。また開花サイズの株を買っても何年か続けて咲かせ

てみないと本物かどうか分からない。いずれにしても騙されても余り強く文句を言う人はいない

。こういう趣味者の心理を巧みについた詐欺は後を絶たない。

　オークションはあくまで自己責任で　が基本だが、特に蘭など趣味の世界ではペテンが付き

物、十分に注意をしなければ。この蘭がこんな値段で買えるのだろうかと自問してみると、手を

出さなくなるかも。。

寒蘭愛好家の皆様へ