緑環球荷鼎のはなし

 昨年袁式剛兄弟の世話により買った“緑環球荷鼎”当時付きであった袁兄弟が包装する時の水苔の水分が多すぎたために新が腐りかかっており、直ちに株分けして何とか枯らさずにすんだ。残りの古木一本と小さなバックバルブからその年三つ小さな芽を吹き、今年三つの小さな新子から三方向に芽を吹き、一芽は7枚葉、残りの2芽は6枚葉であった。今最も大きな新芽から押し子が土を切り、2CMなっている。

 現在見かける多くの環球荷鼎の写真は古い資料に記載されているものと花が明らかに違う。、このため太原荷と混同しているとの説がある。資料記載されている“高荷”“環球荷鼎”はとてもよく似ている。私は今日言われる琥珀色の環球荷鼎は“太原荷”ではないかと思っている現在“天禄”“宜春仙”を区別するためにやむなく“老天禄”と称しているように、現在“緑環球荷鼎”と称しているのもやむをえないことである。

 この写真が蘭網にはじめてお目見えしたとき私はぶっ魂消てしまった。大きな衝撃のなか、ただ思ったことはすぐにも手に入れたいということだった。花全体が澄んだ緑色の写真はたまに見かけるがこの花のように正統派ではない。緑茎緑花で色瑞々しく翠色、二花とも花茎高く姚窕(女優)を思わせる美しい姿は充分古典に見る瑞々しい美しさを体現している。

付記:環球荷鼎の最も古い資料

歴史;紹興市賈山頭村の蘭農胡七十が上虞大舌埠山小草湾で1922年採取し800銀元で上海の郁孔照に売り、上海蘭界に一大センセーションを巻き起こした。

草型;葉長25〜30CM,幅0.8CMくらい幅を引き丸く、弓形を呈し春蘭荷弁広葉中最も長く、広く弓形の典型品種である。葉姿は斜立または直立し、まれに捩れ、葉質は極めて硬くU字型の溝がある葉の縁は内側に巻き、先端は急激に尖り、露受けあるいはかぎ葉縁の鋸歯はきわめて細かく、葉は葉元に向かうにつれ細くなり、中葉はさらに根元で細くなる。新芽の色は深緑、よく見ると不明瞭な紫色のにごりがある。葉鞘(はかま)は内側にかぎ状を呈し葉の付け根をしっかりと抱えている。         
花型; 苞衣は透明がかった薄緑色で、苞の合わせ目は薄い紫の筋となり、花茎は緑白色。よく見ると薄い紫を呈し 花梗は約6〜10CM位主副三弁は收根放角,カラス貝の殻状捧心,劉海舌,花色瑞々しい緑,弁裏にうっすらと条紋がある。


<

2007年次のような投稿があった。

最近の蘭
緑環球荷鼎
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送