この花は内弁の周りをたくさんの小さな唇弁が取り囲みあたかもネクタイをしているようにみ

えるところからこのように名づけられた。
 
初期の頃は唇弁は小さく数も少なかったがどんどん大きくなり数も増え豪華に進化している。別

名黄金海岸とも呼ばれる。(こういう書き込みがあった。”
黄金海岸 と言う名は台湾人 江

元田 が付けたものだ。我々は彼女を ネクタイ花 と呼ぼう!!)

領帯花

(ネクタイ花)

領帯花は今まで既に15年くらいの成長期を経て、2005年の〈雲南蘭速報〉第一回号に雲南蘭の名花の一つとして挙げられ、また大理5名花の一つと言われる。

領帯花のもとをたどれば、石生草園園主謝時生が彼の集めた山採り苗のなかから見つけたもので、90年代の初め雲南省蘭界に登場し今に至るまでずっと人気を博している。

 領帯花は又かつて全国蘭花博覧会及び雲南省蘭花博覧会に何回も出品され数々の栄誉を得ている。このため中国全土及び東南アジアで確固とした知名度と名声を得、中国蘭界でも良く知られはっきりした優秀品といえる。
 領帯花は全国各地の蘭愛好家の愛倍のもと、数量面の大幅な増加が見られるばかりでなく、特に栽培効果に見るべきものがある。花の成長は一代ごとに良くなり、出品されるたびにすばらしいものとなっている。最も注目に値するのは、当初花弁中に僅か4,5個しかなかった唇弁が進化して今では確認できるだけでも30〜40に増え、沢山の花が重なり合い取り囲むよう密集しあたかも刺繍用の玉のようである。当初多唇弁であるがゆえに領帯花〈ネクタイ花〉と呼ばれ始めたが今では元のそれと違うため、進化が早く優秀性が安定していてだんだん完璧なものへ移行する優秀な品種であると認められた。之は蓮弁蘭中”奇花素”に継ぐ進化性の強い逸品である。前途は当然多唇奇花の中で特に期待されるものである。

 ここ数年、多くの蘭友達とこの花の名を模索するうち彼らにも領帯花という名を変えたほうがよいという考えがあることを知った。特に今年の9月中旬,麗江の山水蘭苑を訪れた折、今を盛りと割いている一鉢の領帯花に出会ったとき多くの人々と鑑賞したのち皆領帯花という名とこの花の形態がそぐわないと思った。この度こそ私は意を決し、剣川に帰るとすぐに謝時生に電話して、領帯花の名を変えれないか相談した。彼は率直にこういった。「今さらこのことを討論してもたいした意味はないだろう。すでに言い習わされたこの名を使い続けるしかなく、いまさら別の名を付けたってしょうがないよ。だってこの名は皆に広く知られているからね。でもあんたが文章を書くことによって、このことを例として、花に名を付けることの重要性と深い意味を述べることは今後にいい影響を与えられるんじゃないか。」彼の話を聞いた後、私もまた十分冷静に考えたがやはり少し残念だった。当初のことを思い出すと,謝時生と私が花の名をなんと付けるか相談した時私は”蝶恋花”と言う名を提案しようと思ったが、程なく”領帯花”の言い方は既に雲南省じゅうに広く知れ渡ってしまっていた。。さらに今又花の刺繍の玉のような優雅な様を連想するに、大理地区の花に対する名花という認識をかんがみて新たに”金花繍球”の名を考えた。しかし謝時生の話を思う時やはり領帯花という名のままでいいかと断念した。

領帯花〈ネクタイ花〉その名の功罪

誰がもっともすごいか?(ある蘭友の書き込み)

 私の友達が今年3月末1〜2年芽の領帯花を4万元で買った。凝り芽がひとつ付いていたが、一年たって4芽が出た〈こり芽も成長し、中の上が2芽、中の下が2芽〉!一ヶ月前、中の上2芽〈一芽は4本の根、一芽は3本の根でともに小さな芽が付いていた〉を12万元で他の友達に売り、元をとった上8万元儲けまだ一本の仔付きの古木と2本の中の下の苗を栽培している。昨晩彼が言うには、彼のその友達はそれを20万元で同郷の人に売り8万元もうけたそうだ。蘭友の皆さん、彼ら二人のうちどっちがすごいと思うだろうか?

 この話から何がわかるか? 中国人の商売がどれほどすごいか、彼らの栽培技術はなんと高いことか、はたまた領帯花の繁殖率がいかに高いか いずれにしても
どのように中国人と、蓮弁蘭と付き合うかのヒントになるかも

視野を広める(またべつの蘭友の書き込み)

 数日前、友達に連れられて鶴慶のある先生の蘭を見に行ったがビックリして口があんぐりしてしまった。他でもない領帯花だけで約50鉢300本もあった。友達が言うには四川の蘭友が彼に何度も話を持ちかけ一芽7万元で全部欲しいと言ったが彼は同意しなかった。彼が思うに、もしこれらの蘭を四川の蘭友に売れば彼は大もうけできるが、領帯花の値段が暴騰するだろう,これは蘭の市場にとって不利益であるばかりでなく一般の蘭友にとっても不利益であろう。そこで彼は絶対に売らないとのこと。実際感服した。

 

 この彼の行動に対して賛否両論あり、彼の話に異論もあるが地元の人は彼が立派な人で皆尊敬しているとのことである。

昨年鶴慶県では領帯花を県花と定め,その値を保つべく色々考えているようだ。日本でも産地高という言葉があるように安売りをしないよう協定しているようだ。現在その数は台湾に流出した分も含め5万〜10万本位だろうといわれる。もちろん推測だが。

07年3月現在10万本以上あるという人が多いようだ。

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