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蘭華譜

蘭�寶ｬ史

蘭花

春蘭譜　方字　　　　　　　　逸品

三弁短円、分巣、蚕蛾捧心、
如意舌、平肩、緑色、花茎長い

二十年代寧波の方氏選出。
三弁円頭収根、分巣蚕蛾捧、小如意舌、
花は緑、花茎高く，平肩。
苞衣赤黒、脚殻低い、葉は半垂れ、厚く葉先は鈍い

拡大してみるとどちらも7本の筋がありよく似ている。

方字 www.18888.com　の紹介
弁型：梅弁
歴史：1920年頃浙江省寧波の方という愛蘭家が選出愛倍。
特徴：新芽紫紅色。葉姿高く半垂，中細葉,中間の２枚斜立，葉長25〜32cm，幅1cm〜1.2cm位。葉質厚，濃緑色僅かに光沢有，葉の樋は浅い，新葉僅かに光沢有。
苞衣は外側が�K赤色，内側へだんだん赤緑となる，子房苞衣濃緑.花茎長く，高15cm位。三弁頭円，收根放角；副弁は長く，弁端は内に強く抱える，弁肉は厚く、やや緊辺，一字肩を呈する， 五弁分巣。花弁に紅筋紋はなく，不明瞭な緑筋紋がある，やや透明性にかける感がある。柔らかな蚕蛾捧心，捧心の先端に“白頭”がある。如意舌,ごく僅かに垂れる。花色翠緑。
素質としては貴品に列することができる。現在国内流通量は少なく，“逸品”を方字と偽るものがいるので騙されないように注意されたい。

《蘭花小史》補遺

57,梅瓣“方字”
《蘭�寶ｬ史》によると
“三弁短広,分巣蚕蛾捧心,如意舌,平肩,色緑,花茎長い。”とあり白黒写真が一枚残っている。

《続蘭�專ｯ心録》にも記載がある。
“寧波の方氏選出。三弁円緊,細脚收根,捧舌豊満,梗高く細い,惜しむらくは弁の裏側に紅筋があり綺麗とはいえない。”

　王叔平《五十年芸蘭経験談》、《佚名蘭��図譜》、沈氏父子《蘭花》、諸友仁《蘭花》、《乃安居芸蘭筆譚》、《紹興蘭文化》、《春蘭譜》、《江浙蘭�宦t、 《蘭�尓�鑑》、《蘭�寶ｬ史新版》、《中国蘭芸三百問》呉応祥《中国蘭花》、《中国蘭花名品珍品鑑賞図典》など著名な蘭譜にも記入されている。 　“方字”叶葉長25--35cm位,広さ1cm位,葉姿半垂状,葉質厚,葉色淡緑,葉脈浅,葉先は鈍い,葉片やや光沢有,新芽は深紫紅色,脚殻は低い。花苞は深紫色,内苞衣は緑,子房の苞衣は緑彩皺緑紋,開花後とても広く大きい。花茎は細長く,白緑で紫を帯びる,節は紫紅，高12--15cm位,花4.5cm位。三弁短広大円頭,收根極めて細く,緊辺,一字肩,捧心は分巣軟蚕蛾捧,蕊柱の上にかぶさる。如意舌上の紅点は鮮明。花色翠緑で不明瞭な緑筋がある。 “方字”の中巣はとても端正で,外弁の收根細く,短広状を呈する。

　“方字”の真品は国内での流通量は少なくまた里帰りしてきたものの中で、“逸品”を“方字”と称する者もいる。“逸品”は三弁とも長く円頭,耳掻き捧心,小円舌、弁上にはっきりとした緑筋紋があり,水仙瓣に属する。かつて蘭界に“方字”と“逸品”の弁形が何に属するかという論争があった。私は“方字”は梅弁に属するという意見に賛成で,軟蚕蛾捧と如意舌で組成された中巣であろうがやはり短円広大の外弁は,梅弁花の要求に合致し;一方“逸品”の雄蕊化のやや弱い捧心と円舌,それに外弁が長いのは梅形水仙としたほうが適当であろう。

　《蘭�寶ｬ史新版》に“方字”に関する部分があり、”逸品と混同してはならない”という文章に割りと詳細に述べてあるので一読されたらよいであろう。“方字”と“逸品”の混同ということについては,蘭著にもあり、《中国蘭花名品珍品鑑賞図典》の“方字”の写真は,“逸品”である可能性がきわめて高い。

“方字”が山採りされた時期については,沈氏父子の《蘭花》では“抗戦前蘭商により選出。”とあり、また《中国蘭芸三百問》では“1920年頃浙江省寧波の方という愛蘭家が選育。”とある。これが割りと適切ではなかろうか。呉応祥の《中国蘭花》では:“伝えるところによると1937年蘭花商販により選出。”とあるがこれは明らかに間違いである。

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逸品　間違えられやすいとあるが見分けられるだろうか。。

方字として紹介されているもの

逸品の最も大きな特徴として
　翠緑色の外三弁上に，一様に深緑色の脈紋が七本あり，主筋はやや太い；弁端は丸く，緊辺，長脚收根；主弁は前に傾き，君子がお辞儀をしているように見える、卑下せず偉ぶらず。副弁はまっすぐ伸び精神を奮い立たせ意気軒昂　のように見える。“耳かき捧心”，捧心上にもそれぞれ七本の深緑色脈紋がある（外三弁瓣と合わせて合形35本）
とある。4枚目の写真で良く分かる。しかしこれが本当なら春蘭譜、www.1888.comのものや他にもそれらしきものがある。ただ蘭�寶ｬ史の写真と逸品とされているこれら5枚の写真は明らかに花形が違う。花形、7本の筋、或いはほかにも何か決め手となるものがあるのか？？

中華園林網

“逸品”の花形と“方字”には明らかな違いがある。しかし無錫の丁永康氏は《国蘭弁型学説》のなかで（《中国蘭花》’95第一期）強調している。：”方字“の外三弁には紅筋がないが，逸品には紅筋がある”。しかし筆者は逆に：逸品の外三弁と捧心には全て脈筋があるが，決して“紅筋”ではなく“緑脈”であると思う。。丁氏はさらに特に“方字”のカラー写真を載せ，方字が水仙瓣であることや逸品との違い （主に“紅筋”がないこと）を証明しようとしている。我々は丁氏が提供したカラー写真を注意深く観察し何度も分析を行なった。外三弁上にはそれぞれ七本の脈紋があり，さらに円頭長脚，耳かき捧心，小円舌、　これらに特徴はまさに“逸品”のそれとそっくりである。“方字”とは明らかな違いがある。《蘭惠小史》の方字の紹介では：“外三弁短広，分巣，蚕蛾捧心，如意舌，平肩，色緑，花茎長いとある。”呉恩元は話の筋を立て堂々と“方字”を梅弁に入れている。これに対し，沈渊如、呉応祥、呉開元らはみないささかも意義を申したたてることなく方字を梅弁に入れることに賛成している。。たとえ丁氏の“梅弁理論”（梅瓣とは捧心がやや分厚く，舌が発達していない，多くの舌は短小でかつやや硬いと表現されると思う。） によったとしても 当然“方字”を梅弁の中に入れるべきであろう。多くの蘭友はどう考えるだろうか？

他の参考資料を見てみよう。

要約すると両者の違いは
方字は短円形梅弁で不鮮明な緑筋があり蚕蛾捧心、逸品は円頭長脚水仙弁で鮮明な7本の緑筋、耳掻き捧心ということかなあ

翠文が軟耳掻き捧心ということで参考まで