翡翠

翡翠の話

 伝統中国春蘭を語るときよくヒスイ色の花弁とか翠緑の弁などと表現したものがあります。

翡翠は字面から見て鳥に関係あることが分ります。どんな鳥でしょうか。日本語ではカワセミと

いわれるとても美しい鳥です。背中の方は青緑、お腹の方はオレンジで雄のほうがより色鮮

やかです。他に山蝉や全身真っ赤なアカショウビンなどの仲間がいます。

 翡翠はまた宝石のヒスイを意味します。ではカワセミとヒスイにはどんな関係が有るのでしょ

うか。

 清朝初期の頃、ビルマ(現在のミャンマー)から貢物として雄雌つがいのとても美しい鳥が送ら

れてきました。雄は紅色で翡鳥,雌は緑色で翠鳥と呼ばれました。(実際には上述のように少し

違いますが。)宮中の女官たちは競ってその美しい羽を帽子に刺し髪飾りとしました。後にやは

りビルマから紅や緑の沢山の宝石が送られましたが、その鳥の羽の色に似てとても美しかった

のでその宝石を翡翠と呼ぶようになりました。普通紅翡,黄翡より濃い緑の翠のほうが高価です

が稀に鶏冠紅翡と呼ばれるとても美しい赤い翡翠があるそうです。
(中国のある小説より)

翡翠色の花弁  正に緑の宝石

文き梅

蔡梅素

カワセミ

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