返銷草

3,4月は正に蘭の季節で、市場における蘭の取引はとても活気がある。しかし事情通が私に言うには現在開催されている蘭展や取引の場において時折綺麗だが育てることのできない“返草”と人口的に作った偽の蘭に愛蘭家が戸惑わされているそうだ。このため専門家は蘭の初心者に蘭を買う時には十分注意するように呼びかけている。

 南京市蘭花協会副会長楊建華氏はわたしにこう語った。ここ数年蘭の値上がりがとても早く、一部の蘭商たちがもうけた金で野性蘭を根こそぎ掘り起こしている。四川や河南などの蘭の産地で一部の内外の蘭商たちが山のふもとにテントを張り、付近の農民を雇って山に登らせ品種を問わず大量の野性蘭を掘り起こさせる。山のように積んだ蘭の中から僅かばかりの変わった品種を選び、そのほかはゴミのようにすててしまう。或いは良い品種だと偽って素人を騙す。このように根こそぎ蘭を掘り起こすのは現地の野性蘭資源と生態環境の重大な破壊につながる。

 もっと悪いことはこれらの輩は数万元もしくは数百万元で新しく発見された絶品の蘭を買い、”クローン“技術により大量の同一品種を作り出し買いだめ投機的に高い値で売り飛ばす。こんなことをするのはほとんどが韓国、日本及び台湾の蘭商たちで、そのためこれらのクローン苗は市場でと呼ばれている。が原生蘭より綺麗で丈夫といっても原生蘭に及ばない点もある。1)香の点でかなり劣る、2)活着が難しい。このクローン苗は試験管の中で生長し、水、肥料、温度とも一定に管理されている。だがこの現代科学技術の下で組織培養された苗は自然の条件の下では生長に適さず、土壌に移すとなかなか活着しない。楊副会長が言うには彼はかつて四川でメリクローン苗の試験場で組織培養された四川春剣名品”隆昌素”を見たことがあり、その数はまるで畑の麦の苗のようだったが売値はそんなに安くなく成苗に育て上げ花を見るのは相当難しいとの事だった。

返銷とは国家が農民から買い付けた穀物を再び農村に売ること

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