伝統中国春蘭について

 伝統中国春蘭名品はいつごろ、どのくらい日本に伝わり現存しているのだろうか。手元に蘭華譜が
ないので中国のあるサイトで調べてみた。
易蘭網より

中国春蘭,尢魔フ名品が日本に渡った時期は、殆どが1930年代に集中している。小原栄次郎は
中国浙江省などを訪れ蘭を収集して帰り,彼の蘭室京華堂で栽培していたことを1937年蘭華譜に記
載している。
 
 その中には
梅弁45種;
 宋梅,西神、笑春、秦梅、天章梅、逸品、万字、余姚第一梅、吉字,賀神梅、緑英、天興梅、老代梅、西湖梅、翠文、春元梅、清河梅、小打梅、天緑、桂円梅、元吉梅、汪笑春、湖州第一梅、方字、青銭梅、湯梅、翠桃、集円、発揚梅、翠雲、えん(田に宛)香、冠姚梅、武林第一梅,太原梅、祥字、瑞梅、鶴市、盛字、九章梅、栄字、無双梅、冠春、大金銭、紫綬金章、翠英梅。 

荷弁10種;
 大富貴,翠盖、憲荷、大富荷、大魁荷、虎山緑雲、寰球荷鼎、姚石荷、大観荷、小翠荷。 

水仙弁14種;
 竜字、汪字、宜春仙、翠一品、春上仙、武林仙、春一品、養春仙、姚品、嘉隆、後十円、長字、青筱、新神仙。 

素心19種;
 楊氏素、蔡梅素、玉梅素、蔡仙素、老文団素、如意素、張荷祖、天童素、同荷素、和尚素、白宋素、寅谷素、新素心、月佩素、よ氏素、素大富貴、胡蝶素心、新翠素、京華素。 

奇花8種;
 蕊蝶、緑雲、簪蝶、素蝶、和合蝶、冠蝶、笑蝶,四喜蝶。 


の88種が記載されている。

 注意を要することは、1、弁型の分類は小原栄次郎によるものであること、2、日本の愛蘭家によって命名されたものがあること、3、これらの品種は中国春蘭の大部分ではあるが、決してすべてではないということである。云々、云々とある。


 7,80年前に日本に大量に持ち込まれ、66,67年当時の価格表によると一芽2千円〜2万円くらい。太原梅、大金銭など値のないものもあるがこれらの品種が日本で流通していたのは間違いなさそうだ。

 名前は目にするが実物を見たことのない品種、名前も知らない品種など今後調べていこうと思います。

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