伝統中国春蘭について

 最近オークションで伝統中国春蘭名品をよく見かけるようになりました。しかし真品を見分けるのはなかなか難しい品種もあります。折に触れ調べてみたいと思います。残念ながら蘭寶ャ史も蘭華譜も持っていないのでネットで調べるよりありません。

最近の蘭


 天緑梅は1915年に蘇州にて選出された梅型水仙弁。2003年に一芽250元で市場に出されたが誰も名乗りをあげる人がいなかった。現在(2006年)一芽2000〜2500元。1960年以降中国国内にはほとんどなくなり、97年以降日本から大量に里帰りしてきた。しかし帰ってきた大部分が宜春仙であったため、天緑は現在二種類流通しており、それぞれ老天緑、天緑梅と呼ばれている。真品 老天緑は極めて少ない。両者は捧心と舌を見ればすぐ見分けられる。
とありました。

梅型水仙弁 老天緑

ほかのサイトで真品天緑梅として発表されているもの

天緑梅

宜春仙

我が家の宜春仙

 グーグルなどの日本語版検索エンジンで検索しても当てにならない(もともと間違ったものを発表しているサイトが多い)ので、中国版百度で検索してみた。bbs.18888.comでヒット

天緑梅

咲き始め舌が巻かないように見えても日にちがたつと巻いてくるものが多い

万字

サイトは別だが写真の出所は同じのようだ。
同じ画像

花茎
 よく瑞梅または集円と混同されるが、万字は緑茎で、瑞梅、集円は赤茎である。しかし集円には緑茎のものもあるので要注意。万字の花茎の花のすぐ下の第一節は白緑色で節は紅を帯びる。以下数節は緑に淡い紅を帯びる

葉姿
 万字は2年目以上の葉に黒点が出やすい。葉数(万字5〜6枚、瑞梅3〜4枚)などによる区別は生育の環境、条件などによりなかなか難しいようだ。
 やはり花を見て判断する方がよいとある。


 その小如意舌は真っ直ぐで巻くことなく、裏側に鮮明な紅色の斑点が規則正しく分布する。


捧心
 標準的な蚕蛾捧心で固く鼻頭を包み、先端に赤みを帯びる。
 集円は小劉海舌で同様に捧心の先に紅点が見られる。

集円 老十円

瑞梅

三弁、捧心の裏側に紫紅の筋が入る、舌は劉海舌

日本から里帰りした
天緑梅のほとんどが
この手の蘭だった

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