文団素と寅谷素


春蘭譜によると、清代光緒年間(1875〜1908)、穆性により選出。
特徴:外三弁竹葉形,收根、緊辺、剪刀(はさみ)捧心,円舌,浄素,花茎 高,バルブも花もいたって強健。

文 団 素 (老文団素)

歴史:清代道光年間(1821〜1850)、蘇州の周文段により選出された。またの名を周文段素。
特征:外三弁は長広で收根放角,剪刀(はさみ)捧心,大巻舌,弁質は厚 く,翠緑色。 白く澄ん
だ素心、一文字肩。
花は端正でとても趣があり春蘭荷形素心の名品と称される。惜しむらくは捧心が開きやすく俗に”天窓が開く”という。
平葉で薄く軟らかい。光沢があり垂れる。付け根に向かって細く絞まる
花茎と苞衣は淡緑色で、花茎は細長く葉丈と同じくらいか高くなる。
                                                 春蘭譜など
      

新文団素 発見年が遅い割りに来歴、名前の由来など詳しく述べたサイトが見つからない。
 四明蘭花網によると1998年紹興漓渚の蘭農が見つけた。五弁端正、平肩,瑞々しい緑,花茎は高 く,荷形素心とある。実際にはやや落肩で外三弁は細く長い。捧心は老文団素のように開くことは
 ない。葉は斜立し、葉質は硬く、葉の付け根は広い。

新、老文団素の違いは大きく、葉で容易に見分けられる。
老文団素のほうが新文団素より優れ、日本では価格が三倍くらい違うため新文団素を老文団素と偽って売ることが多いそうだ。
今では台湾や日本では新,老混在し、八割方は新文団素のほうだろう。


とある。
葉姿の違いのほか、花の違いも大きいので間違えることはなさそうだ。

蘭花交易網、中国民楽網などによると
葉姿半垂れの細葉,葉先は鋭く尖る。苞衣緑色,花外三弁は竹葉に似る。長脚で收根放角,剪刀捧,円舌,花色緑。 花期長い。

百草園によると葉は細く半垂,萼片は長く逆卵円形で先端は尖る,花色緑,舌は広く反卷きで白色。

互動百科

寅谷素

最近の蘭情報12

素心の名品老文団素と寅谷素について、また新文団素との違いは?いくつかの文献で調べてみた。

春蘭譜

蘭花交易網

これはまたずいぶん
とイメージが異なる。

これだけいろいろあるとどれが本物か分からない。寅谷素が竹葉弁の代表としたサイトが多いので、竹葉弁で剪刀捧心であることは間違いなさそうだが。。。

それぞれ発見年代がかなり違うので三者が別物であることは確かなようだが、新文団素と寅谷素の違いが分かりにくい。。

春蘭譜の写真

これは間違いで新文団素
の写真ではないかと思うが。。

老文団素として投稿されたもの

いずれも上述の特徴がよく現れている

中国第一蘭花網

ちなみにこれは百草園の文団素
説明は寅谷素とほとんど同じ

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